年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 26 | 54 | 52 | 93 | 211 | 320 | 531 | 1104 | 809 | 269 |
[解説]
当院は、令和2年度においてはDPC準備病院であり、Dファイルが作成できないため集計の対象外となります。初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 7 | 1 | 7 | 39 | 2 | 8 | 1 | 8 |
大腸癌 | 8 | 14 | 30 | 76 | 6 | 31 | 1 | 8 |
乳癌 | 57 | 70 | 32 | 8 | 2 | 7 | 1 | 8 |
肺癌 | 0 | 0 | 2 | 8 | 1 | 0 | 1 | 8,7 |
肝癌 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 2 | 1 | 8 |
[定義]
5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの人数を、初発のUICCのTNMから示される病期分類別および再発に分けて集計しています。ただし、患者数は令和2年度に退院した延患者数となっています。UICC病期分類とは、国際対がん連合(UICC)によって定められた病期(ステージ)分類であり、原発巣の大きさと拡がり(T)、所属リンパ節への転移の有無/拡がり(N)、遠隔転移の有無(M)の要素によって、各癌をⅠ~Ⅳ期の病期に分類するものです。[解説]
当院の各種がんに対する治療では、拡大手術から、低侵襲の手術までの各手術を中心に、化学療法、放射線治療、緩和ケアなども含めた質の高い集学的治療をこの東三河地区で提供しています。また、がん疾患の末期の患者さんを対象に、東三河地区で唯一の外来と緩和ケア病棟(48床)と連携して、特色ある心のこもった緩和ケアサービスを提供しています。令和2年度の特徴として、新型コロナ感染症の影響もあり、胃がん、大腸がんではStageⅣ症例が多く、重症の患者さんが多く見られたことが挙げられます。患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 10 | 15.80 | 63.20 |
中等症 | 69 | 23.72 | 79.20 |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
[定義]
重症度分類は、A-DROPスコアを用い、軽症~超重症の4段階に分類して集計しています。ただし、重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は「不明」と分類しています。A-DROPスコアとは、日本呼吸器学会の成人市中肺炎診療ガイドラインに掲載されている肺炎重症度分類の定義であります。成人(15歳以上)の病院外で日常生活を送っていて発症した肺炎患者さんについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢について集計したものです。10未満の数値の場合は、「-(ハイフン)」で表記しています。【重症度分類:A-DROPスコア】
A.年齢:男性70歳以上、女性75歳以上 D.脱水:BUN21㎎/dL以上または脱水あり R.呼吸:SaO2<=90%(PaO2 60Torr以下) O.意識障害:意識障害あり P.収縮期血圧:収縮期血圧90㎜Hg以下 重症度は各項目の該当数により評価され、0は軽症、1~2は中等度、3は重症、4~5もしくはショックに該当する場合は1項目であっても超重症となります。また、5つの項目のうち、1つでも不明の評価があると、重症度は不明としています。[解説]
令和2年度は、新型コロナウイルスの感染が広まり始めた年であり、当院にも多くの新型コロナ肺炎の患者さんが入院をいたしました。そのため、例年よりは患者数が増えてきているように思います。また、ご高齢患者さんは誤嚥性肺炎で入院することが多いですが、できるだけ入院期間を短くするように努力しています。発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 172 | 31.39 | 76.62 | 47.87 |
その他 | 16 | 33.50 | 71.88 | 5.32 |
[定義]
医療資源を最も投入した傷病名が脳梗塞(国際疾病分類(ICD10コード)がI63$)である症例数を発症日から「3日以内」「その他」に分類して集計しています。 ICD-10コードとは、International Classification of Diseases and Related Health Problems(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)の略称で、世界保健機構(WHO)が世界保健機関憲章に基づき作成した、傷病に関する分類です。現在は1990年に改訂された、第10回修正版(ICD-10)が採択されています。[解説]
当院の脳神経外科は、救急医療に重点を置き診療を行っております。とくに脳卒中では脳卒中センターを設置し、多職種によるチーム医療を専門病床で行うことにより、治療成績の向上をめざして取り組んでいます。 当院における脳梗塞症例のほぼ9割は発症3日以内の超急性期〜急性期脳梗塞であり、発症早期にしかできないt-PA静注治療(経静脈的血栓溶解療法)や血管内治療による血栓回収療法を積極的に行っています。また、入院後は早期からリハビリを開始し、自宅退院や脳卒中地域連携パスを使用しての回復期リハビリ病院、療養型病院への転院など地域の医療機関と連携強化に努めています。Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) 等 | 134 | 1.54 | 28.60 | 60.45 | 79.52 | |
K0821 | 人工関節置換術(膝) 等 | 98 | 5.24 | 25.30 | 12.24 | 72.92 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) 等 | 78 | 2.40 | 30.03 | 65.38 | 84.12 | |
K142-5 | 内視鏡下椎弓形成術 | 55 | 4.13 | 13.55 | 7.27 | 70.93 | |
K0462 | 骨折観血的手術(下腿) 等 | 50 | 1.84 | 12.80 | 6.00 | 55.82 |
[定義]
手術件数の多い順に5術式について、手術術式の点数表コード(Kコード)に対する患者数、平均術前日数、術平均後日数、転院率、平均年齢及び患者用パス(任意)を集計しています。一入院期間で手術を複数回行った場合は、主たる手術(一番点数の高い手術)のみをカウントしています。[解説]
当院の整形外科は、豊橋市・湖西市(静岡県)の患者さんを中心に年間1000件以上の手術治療を行なっています。手術症例としては、骨折などの外傷、人工股関節や人工膝関節などの関節外科手術と内視鏡脊椎手術を数多く行っています。内視鏡脊椎手術では、低侵襲な経皮的内視鏡手術(PED)も導入しており、患者さんによっては局所麻酔で椎間板摘出術を行う場合もあります。手術後は早期からリハビリを開始し、自宅退院や回復期リハビリ病院への転院など地域の医療機関と連携強化に努めています。Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) | 65 | 0.22 | 2.40 | 0.00 | 68.20 | |
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 40 | 2.65 | 5.13 | 0.00 | 58.75 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 40 | 2.73 | 5.25 | 2.50 | 62.13 | |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 36 | 2.39 | 6.78 | 0.00 | 64.06 | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 | 19 | 3.95 | 7.00 | 0.00 | 65.37 |
[定義]
手術件数の多い順に5術式について、手術術式の点数表コード(Kコード)に対する患者数、平均術前日数、術平均後日数、転院率、平均年齢及び患者用パス(任意)を集計しています。一入院期間で手術を複数回行った場合は、主たる手術(一番点数の高い手術)のみをカウントしています。[解説]
外科は、食道・胃・大腸と肝・胆・膵の各種の消化器がんと乳がん、甲状腺疾患から、胆石症、ヘルニア、痔疾患などの一般外科疾患と急性虫垂炎や腸閉塞、腹部外傷、消化管出血、穿孔性腹膜炎などの救急疾患まで幅広く外科疾患の治療を担当しています。手術症例としては、鼠経ヘルニアに対する手術が最も多くなっていますが、従来のメッシュ・プラグ法に加え、腹腔鏡下鼡径ヘルニア修復術も積極的に行っています。令和2年度は、新型コロナ感染症の影響もあり症例数が全般的に減少していますが、がん疾患では結腸・直腸がん51件、乳がん99件など実施しています。標準的な手術、化学療法を含めた拡大手術から侵襲の少ない治療方法(腹腔鏡手術)まで、一人一人の患者さんに合った手術を実施しています。Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 31 | 0.68 | 12.06 | 22.58 | 80.39 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 14 | 0.00 | 39.50 | 85.71 | 75.43 | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | 12 | 0.92 | 15.67 | 25.00 | 61.75 | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | 10 | 4.20 | 14.60 | 10.00 | 78.90 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) | 10 | 8.20 | 25.30 | 20.00 | 67.20 |
[定義]
手術件数の多い順に5術式について、手術術式の点数表コード(Kコード)に対する患者数、平均術前日数、術平均後日数、転院率、平均年齢及び患者用パス(任意)を集計しています。一入院期間で手術を複数回行った場合は、主たる手術(一番点数の高い手術)のみをカウントしています。[解説]
当院の脳神経外科は、脳卒中急性期と頭部外傷を診療の柱とする脳神経外科救急医療に重点を置き、一方で頚動脈狭窄症や未破裂脳動脈瘤の治療など脳卒中予防を目的とする外科治療も積極的に行っています。手術症例としては、地域の高齢化にともない慢性硬膜下血腫洗浄術が最も多くなっています。脳血管内手術を含め手術件数は年間約140~180例程度で推移しています。当科では、侵襲性の低い血管内手術を重視しておりその比率が徐々に増加しつつあります。Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) | 24 | 5.25 | 1.13 | 0.00 | 72.67 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) | 15 | 0.07 | 22.47 | 6.67 | 67.93 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) | 12 | 0.42 | 11.00 | 0.00 | 69.08 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) | - | - | - | - | - | |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | - | - | - | - | - |
[定義]
手術件数の多い順に5術式について、手術術式の点数表コード(Kコード)に対する患者数、平均術前日数、術平均後日数、転院率、平均年齢及び患者用パス(任意)を集計しています。一入院期間で手術を複数回行った場合は、主たる手術(一番点数の高い手術)のみをカウントしています。10未満の数値の場合は、「-(ハイフン)」で表記しています。[解説]
当院の循環器科は、狭心症や急性心筋梗塞に対するカテーテル手術が最も多くなっています。狭心症などの虚血性疾患の治療は、緊急の場合だけでなく、患者さんの状態に合わせて日を改めて行うこともあります。また、上記カテーテル治療に加えて、徐脈性不整脈の治療としてペースメーカー手術も行っており、術後は毎月第3,4週のペースメーカー外来にて患者さんをサポートしています。Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) | 70 | 0.04 | 1.00 | 0.00 | 74.46 | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
[定義]
手術件数の多い順に5術式について、手術術式の点数表コード(Kコード)に対する患者数、平均術前日数、術平均後日数、転院率、平均年齢及び患者用パス(任意)を集計しています。一入院期間で手術を複数回行った場合は、主たる手術(一番点数の高い手術)のみをカウントしています。10未満の数値の場合は、「-(ハイフン)」で表記しています。[解説]
当院の眼科は、主に高齢の患者さんの白内障に対する水晶体再建術を行っており、基本的には1泊2日で退院されます。また、両眼に対して白内障手術を行う場合は、期間を空けて片眼ずつ手術を行っています。DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 11 | 0.32 |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - |
[定義]
医療資源を最も投入した傷病名が播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症についての症例数を集計しています。また、医療資源を最も投入した傷病名と入院の契機となった傷病名(入院のきっかけとなった病名)が「同一」か「異なる」に分類しています。10未満の数値の場合は、「-(ハイフン)」で表記しています。[解説]
救急搬送された患者さんで敗血症であった例が増えてきていると思います。特にADLの悪い患者さんは病院に受診するのが大変なのでどうしてもかなり感染が進行してから救急搬送されることが多いようです。
[定義]
令和2年度に一般病棟を退院した患者さんを年齢階級別(10歳刻み)に集計しています。ただし、90歳以上は1つの階級としています。年齢は入院時の満年齢です。[解説]
当院には、重症心身障害用施設もあり、小児科医が常勤でおります。20歳未満の患者さんも少数ですが入院しています。しかし、大半は60歳以上の高齢者の入院となります。高齢になると、内科的疾患、脳血管系疾患、消化器外科的疾患、整形外科的疾患も増えてくるため、それぞれの科においても患者数が増えてきています。