診療科のご案内

リウマチ膠原病内科

2000年代に入り関節リウマチ治療は目覚しい変化があり、関節リウマチは関節が変形して身体障害者に至る絶望的な病気というイメージは払拭されつつあります。

関節リウマチは、自己免疫疾患の1つで、全身の様々な関節に炎症がおき、痛みや腫れを引き起こす病気です。
日本国内の患者数は約70万人といわれ、その8割は女性です。30~50歳代に発症する方が多いですが、最近は60歳以上で発症される方も増えています。
関節破壊は発症早期から始まり、継続的に進行していきます。特に発症初期の2年間が症状の進行を抑えられるかどうかのカギとなる重要な期間(Window of opportunity:治療機会の窓)であると言われており、以前にもまして早期診断・早期治療が非常に重要であると考えられています。

2000年代に入り生物学的製剤が登場することで関節の破壊の進行の抑制は可能となりつつありますが、治療のタイミングを逃せば関節破壊につながり、一度変形した関節は元に戻りません。治療の専門性は高くなり治療方法によって病気のその後は大きく変わることになりました。どの薬をどれだけ使うかによって病気の予後は大きく異なり、患者さんの人生も変わります。

現在の関節リウマチの治療の基本的な考え方は以前のケア(短期的なQOL改善)からキュア(治癒)(長期的なQOLの改善)へと変わりつつあります。当科では関節リウマチ治療戦略として提唱されているTreat to Target(T2T)という目標達成に向けた治療を心がけて診療を行っております。
定期的な診察における患者様の症状と採血データ、X線写真による関節の評価をもとに治療の選択を行っております。

当科の関節リウマチ治療は主に抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害剤を用いた薬物治療と手足の疼痛、変形に対する手術療法を行っています。

関節リウマチの症状に対して抗リウマチ薬を用いて治療を行います。症状のコントロールが不十分な方に対しては抗リウマチ薬や生物学的製剤、JAK阻害剤を組み合わせた治療を行います。
当科では現在承認されている生物学的製剤7種類をすべて取り揃えており、患者様の日常生活のニーズに合わせた薬剤の選択、治療を行っています。

当科では最新の薬物治療を取り入れ関節の変形・破壊を進ませない治療を心がけていますが、関節リウマチの治療期間が長く手足の関節変形による疼痛がみられる方には、疼痛、変形に対する手術療法を行っています。手術療法に関しては主に滑膜切除術、関節固定術、人工関節置換術を行っています。適切な薬物療法が中心ですが、タイミングを逃さない手術療法を心掛けています。
手術以外にも、関節の変形を防ぐ方法として装具療法があります。装具を使用して生活することもQOL(Quality Of Life:生活の質)の向上に有効な手段であるため、装具を作成してQOLの改善、疼痛緩和に努める場合もあります。

骨粗鬆症は関節リウマチの合併症の一つですが、関節リウマチの患者様に高頻度に認められます。近年、骨粗鬆症に対して様々な治療薬が開発されておりますが、当科では骨粗鬆症治療に関しても力を入れています。定期的に骨密度の測定を行うことで骨粗鬆症の状態の評価をして患者様に必要な薬剤の選択・治療を行っています。

当科では患者様が自分の病気の症状、治療法を理解していただき、日常生活を送っていただくことも非常に重要であると考えています。毎年5月と11月に院内でリウマチ講演会を開催しています。患者様が興味を持っていただける内容(薬、リハビリ、栄養、日常生活のヒントなど)をコメディカル(各職種の医療従事者)とともに講演を行っています。興味がある方は当院ホームページのお知らせをご参照ください。
受付時間午前8:30〜11:00/休診日:土曜日・日曜日・祝祭日及び年末年始(12月29日〜1月3日)救急で受診希望の場合は、必ず事前にご連絡下さい。※診療科によっては診療を行っていない曜日がありますので、下の『外来担当医』ボタンをクリックしてご確認をお願いします。

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当院における生物学的製剤使用状況(令和2年度)

生物学的製剤使用患者数
レミケード(インフリキシマブ) 0例
エンブレル(エタネルセプト) 7例
ヒュミラ(アダリムマブ) 2例
アクテムラ(トシリズマブ) 0例
オレンシア(アバタセプト) 1例
シンポニー(ゴリムマブ) 0例
シムジア(セルトリズマブ・ペゴル) 0例
ゼルヤンツ(トファシチニブ) 4例

スタッフ紹介


横井 俊介


職名 内科医長
卒業年 平成21年卒業
専門資格 日本内科学会認定内科医
日本リウマチ学会専門医
身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)
JMECCインストラクター
ICD(インフェクションコントロールドクター)
臨床研修指導医



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