整形外科は運動器の疾患を扱う診療科です。身体の芯になる骨・関節などの骨格系とそれを取り囲む筋肉や靭帯、それらを支配する神経系からなる「運動器」の機能的改善を目的としています。背骨と骨盤というからだの土台骨と、四肢を主な治療対象にしています。当院では特に肩、肘、膝関節外科に力を入れており、外傷、関節鏡手術、人工関節手術を中心に年間1000件以上の手術をおこなっています。
人工膝関節

令和5年4月より豊橋人工膝関節センターを国立病院機構豊橋医療センターに創設しました。
80床以上の整形対応病棟を有し、人工膝関節の専門のチームにより、医師だけでなく、さまざまな職種による集学的で継続的な治療を目指します。また令和5年6月にはSmith&Nephew社の人工膝関節手術支援ロボット「CORI」が導入されます。日本では2021年に発売され、三河・浜松地区で初の人工膝関節手術支援ロボット導入*になります。「CORI」は赤外線カメラにより関節の形状・位置を認識しています。位置情報の認識スピードは人間を遥かに凌駕しており正確で安全に手術が行えます。また靭帯バランスも術中に計測可能であり随時、微調整が可能となります。合併症の低下やインプラントの生存率の改善が大きく期待されます。「CORI」は他のロボットとは異なりカッティングバーによる骨切りであり、前十字靭帯などの付着部の骨を綺麗に温存でき、より侵襲の少ない自然に近い状態の人工関節の設置が可能となります。
*ここでいうロボットとは手術用ロボット手術ユニット(JMDNコード38678000)としてPMDAより承認を受けたものをさします。
肩肘膝 関節鏡・スポーツ整形外科
東三河地区では数少ない肩関節を専門とする竹内医師が診療を担当しています。
スポーツ整形外科分野で名高いアメリカのピッツバーグ大学で2年半、臨床・基礎研究を行い、肩肘膝関節鏡手術、及びスポーツ整形外科分野全般において知識を深めてきました。
肩肘膝関節に対する関節鏡手術、及び変形性肩関節症に対する人工肩関節手術を主に行っています。関節鏡手術においては、最新鋭4Kカメラシステムを導入して、より鮮明な画像を基に正確で安全な手術を心がけています。人工肩関節手術においては、従来の解剖学的人工肩関節に加えて、2014年より本邦に導入されたリバース型人工肩関節手術にも対応しています。
また、スポーツ整形外科分野において近年注目されている最新型エコーを用いた診療も専門としており、より正確な筋・腱・靱帯損傷等の診断を基に、患者様と画像を共有しながら丁寧な病状説明を心がけています。エコーを用いることで、病変部位に正確かつピンポイントに注射治療を行うことが可能となり、より高い効果が期待できます。
肩関節痛やスポーツ障害でお困りの方はぜひご相談にお越しください。
主な対象症例
肩関節周囲炎、肩腱板断裂、凍結肩(肩関節拘縮)、反復性肩関節脱臼、投球肩肘障害、変形性肩関節症、肩鎖関節脱臼、膝前十字靭帯損傷、膝半月板損傷、変形性膝関節症、反復性膝蓋骨脱臼など
主な手術例
| ● 肩腱板断裂 - 不全~中断裂: 関節鏡視下腱板修復術
● 変形性肩関節症 - 腱板断裂(-):解剖学的人工肩関節手術 - 腱板断裂(+):リバース型人工肩関節手術 (原則65歳以上) ● 肩鎖関節脱臼:関節鏡視下烏口鎖骨・肩鎖靱帯再建術 ● 膝前十字靭帯損傷:関節鏡視下前十字靭帯再建術 ● 膝半月板損傷:関節鏡視下半月板縫合術(または切除術) ● 変形性膝関節症:高位脛骨骨切り術 ● 反復性膝蓋骨脱臼:内側膝蓋大腿靱帯(MPFL)再建術、脛骨粗面移行術 |
4K カメラシステム
最新型エコー
リバース型人工肩関節
人工股関節

人工股関節は大部分の症例においてDirect Anterior Approachにて手術を行っています。
大臀筋を切開する後方系のアプローチに比べ、筋のダメージが少なく脱臼も少ないと言われています。術前3DシミュレーションとNaviswiss® Hip Navigation systemの使用により正確に人工関節が設置でき治療成績の向上に寄与しています。

豊橋医療センター整形外科
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スタッフ紹介
柴田 康宏 Yasuhiro Shibata
| 職名 | 統括診療部長 |
| 出身大学 | 名古屋市立大学 |
| 専門資格 |
日本整形外科学会専門医/日本人工関節学会認定医/日整会認定スポーツ専門医 日本リウマチ学会専門医/名古屋市立大学臨床教授 |
| 所属学会 |
日本整形外科学会/日本リウマチ学会/日本人工関節学会 ISAKOS(International Society of Arthroscopy,Knee Surgery and Orthopaedic Sports Medicine) ESSKA(the European Society for Sports Traumatology, Knee Surgery and Arthroscopy) など |
竹内 聡志 Satoshi Takeuchi
| 職名 | 整形外科部長 |
| 出身大学 | 岐阜大学医学部 |
| 専門資格 | 日本整形外科学会専門医/日本スポーツ協会公認スポーツドクター/日本整形外科学会スポーツ専門医 |
| 所属学会 | 日本整形外科学会/日本整形外科スポーツ医学会/日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 日本肩関節学会/日本整形外科超音波学会/Orthopaedic Research Society (ORS) |
奥村 太朗 Taro Okumura
| 職名 | 股関節外科医長 |
| 出身大学 | 京都大学工学部 大阪大学 |
| 専門資格 |
日本整形外科学会専門医/日本整形外科学会リウマチ医/日本整形外科学会運動器リハビリテーション医 日本スポーツ協会公認スポーツドクター/日本整形外科学会スポーツ専門医/日本抗加齢医学会専門医 日本リハビリテーション医学会認定臨床医/日本麻酔科学会麻酔科認定医/麻酔科標榜医/日本骨粗鬆症学会認定医 日本医師会認定産業医 |
稲本 捷悟 Syougo Inamoto
| 職名 | 整形外科医師 |
| 出身大学 | 愛知医科大学 |
| 専門資格 | 日本整形外科学会専門医 |
村上 純香 Kiyoka Murakami
| 職名 | 整形外科医師 |
| 出身大学 | 愛知医科大学 |
| 専門資格 | 日本整形外科学会専門医 |
久留宮 悠暉 Yuki Kurumiya
| 職名 | 整形外科医師 |
| 出身大学 | 名古屋市立大学 |
溝口 雄大 Yudai Mizoguchi
| 職名 | 整形外科医師 |
| 出身大学 | 名古屋市立大学 |
非常勤医師
山岸 洋介 Yosuke Yamagisi
| 出身大学 | 名古屋市立大 |
上用 祐士 Yuji Joyo
| 出身大学 | 名古屋市立大学 |
JOANER(日本整形外科学会症例レジストリー)
当院整形外科では、運動器の病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた研究を実施しております。
この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また、患者さんのプライバシーの保護については法令等を遵守して研究を行います。あなたの資料・情報について、本研究への利用を望まれない場合には、担当医師にご連絡ください。
※JOANRホームページアドレス
https://www.joanr.org/
「日本における大腿骨近位部骨折の適正治療を目指したナショナルデータベースの作成」研究実施について
当院整形外科では、大腿骨近位部骨折(脚の付け根の骨折)で治療された患者さんの診療情報を用いた研究を実施しております。
この 研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また、患者さんのプライバシーの保護については法令等を遵守して研究を行います。あなたの資料・情報について、本研究への利用を望まれない場合には、担当医師にご連絡ください。
※日本脆弱性骨折ネットワーク
https://ffn.or.jp/




